レンズってカビが生えてダメになるんだよ。ガラスなのに。

カメラと道具

こんにちは、ネロです。

6月は雨ばかり。梅雨だもの。
お肌の調子はしっとりしてわりといい感じだけど、カメラにはあまり良くない季節。
レンズの大敵「カビ」にはご注意を!

レンズってガラスでしょ?カビなんて生えるの?
な〜んて僕も思ってたけど、ガラスに生えるのではなくレンズ表面のコーティング部分にカビが生えるんです。
ふわふわのカビというより、曇ったり線みたいになったり、なんだか汚れのようなカビが生えます。

オールドレンズやトイカメラなら、カビのおかげでステキなゴーストが出たり、レンズの個性がうまれたりもするので、悪いことだけではないんだけどね。
まぁ、新しいレンズに生えたら悲しいし、カビは厄介なことに変わりはない。

そこで!!簡単で安くて効果の高い防カビ対策をご紹介します!
カメラとレンズを永く大事に使うために、保存方法と普段使いの注意点をまとめてみました。

カメラ・レンズの保存で重要なポイントはたったの2つ!

  • 湿気を避ける
  • カビ菌を避ける

この2つがとっても大事!

ポイントその1「湿気対策!まずは湿気を避ける!」

一番かんたんな湿気対策は「防湿庫」に入れて保存する事。
でも防湿庫って値段も高いしなかなか手が出ない….僕も持ってない。

でも大丈夫!!持ってなくても対策できます!

カビが繁殖できない環境にしちゃえば良いんです!そのためにはまずは乾燥!!
シリカゲルが安くて一般的です。
ドライフラワーを作るときなんかのシリカゲルがコスパ良いですね。
大きめのホームセンターなら置いてあるはず。

まずは、「密閉容器」を用意して「シリカゲル」を入れて乾燥した状態を作る事。

ポイントその2「次にカビ菌を避ける!」

カビ退治にかなり有効なのが、カビ防止剤!
「フジカラー カビ防止剤」がかなりおすすめです。
コレはホントにカビ生えなくなる!!かなり昔からあるし、信頼性抜群♪
お守り代わりにカメラバッグやレンズポーチにも入れてます。ホントおすすめ!

これさえあればカビ生えないんじゃないかなって思うくらい信頼してる!!

【具体的な保存方法】

では、具体的な保存方法の紹介です。

段ボールで保存する際の注意

よくある保存方法であまり良くないのが段ボールにそのまま保存しちゃうこと。
段ボールは四角で仕舞いやすいし陽の光も防げるし色んなサイズのものや可愛いプリントのものがあって魅力的な
んだけど、どうしても湿気が通ってカビやすくなってしまいます。
革製のケースやポーチなんかも可愛いんだけど、結構カビやすく長期保存には避けた方が良い素材なのです。

段ボールや革製のケースなどに保存の場合は、ジッパー付きビニール袋や布団圧縮袋みたいに密閉できるものにカメラやレンズを入れて、シリカゲルとカビ防止剤も一緒に入れて、それから段ボール等に入れると大丈夫です。(空気は抜かなくてオッケー!)

この方法なら段ボール以外でも自分のお気に入りの箱で保存可能です。
ただ、開け閉めが少しめんどくさいかも。ヽ(?д?;)ノ=3=3=3

おすすめの保存方法は密閉容器とシリカゲル!

安くておすすめは
プラスチック製の密閉できるコンテナや米びつにも使える密閉容器に、カメラとレンズとシリカゲルとカビ防止剤を一緒に入れて保存するのが良いです。
ただコンテナや密閉容器は陽の光を通してしまうので、直射日光の当たらない場所に置いておくのがベストかも。

やりがちだけど、ホントは良くない保存方法

・カメラを棚に飾る

昔のカメラって見た目が良いから、つい棚とかに飾ってきたくなるんだけど注意しないといつのまにかカビの育つ環境が整ってしまいかなりヤバイ事になります。空気中には腐海ばりに胞子飛んでるかも。

・バッグ等に入れたままにしない

よくやっちゃうのが、バッグや革のケースに入れたままでしまっちゃうパターン!
これは結構カメラやレンズの良くないみたい。

何気に人間の手って湿度を放出していて、レンズやカメラを持っているときにも結構な湿度が出ているんです。
使い終わったらちゃんとシリカゲルの入った密閉容器に入れてレンズとカメラから湿気を抜くのが良いです。

使ったカメラをそのままバッグにしまってバッグの中も少しづつ湿気っぽくなっちゃったら、もうカビの繁殖環境は整ってしまいます。なるべく使い終わったカメラとレンズは乾燥した密閉容器で休ませてあげたいですね。

でも!めんどくさい!!
はい、僕もです。いちいち仕舞うのメンドくさいです。

そこで、どうしてもバッグの中に入れたままにしたい場合は「カビ防止剤」もバッグの中に入れておくとかなりカビ繁殖抑制の効果があります。僕はいつもバッグの中にカビ防止剤入れています。
というかバッグごと密閉容器に入れてしまってます。

カビ防止剤の効果は約1年なので定期的に入れ替えが必要だと思います。

・陽の光に当てたままにしない

陽の当たるとこに置いておくのはNGです。
レンズキャップもせずに置いておくと、デジカメの受光部にも良くありません。
またカメラ本体も太陽光に当たってると日焼けして至る所が劣化してしまうので保存時には暗い場所が
望ましいです。
また、古いカメラは、露出を決めるのに「セレン」というものを使っていて、セレンはずっと光に当た
ってるとオートでの露出設定が機能しなくなってしまうんです。

普段使いで一番気を付けることは「結露」

カメラとレンズを永く大事に使うために、普段使いでわりと注意しないといけないのが「結露」です。
普段から気を付けるのって「ぶつけない」ようにするのが多いけど、結露もかなり気を付けて欲しいです!

これはかなり厄介で、レンズの中で結露が発生するととっても大変。カメラの内部で発生してもかなり大変!
カメラが冷えてるときはかなり結露しやすいので注意が必要です。

梅雨で湿気が多い時に車のエアコンが直接当たってカメラが冷えていたりすると簡単に結露してしまいます。
秋冬の寒い時期も、外から暖かい部屋に入ると結露します。寒い日にメガネが曇るのと同じ感じです。
カメラが冷えてるときは注意です。

乾燥した箱に入れて室内と同じ温度になるまで待ちましょう。なるべく温度変化がゆっくりになるようにするのが大事です。

以前、冬に温泉を撮影する仕事があり結露対策がホントに大変でした。

露天風呂から内湯に移動すると、外で冷えたカメラがあっという間に結露してしまい撮影出来なくなってしまうんです。
こんな時はドライヤーでカメラを冷やさないようにするとあまり結露しないんです。
まぁ、温泉内だとどうしても湯気で多少は結露しますけどね。

テレビの温泉中継なんかだとよくレンズ拭いてるのみたことあるけど、やっぱり大変そうですよね。

どうしても結露してしまった場合は、

  1. まず拭く!とにかく拭く!
  2. ドライヤーで乾かす。
  3. 乾燥した密閉容器とシリカゲルでさらに乾燥!

レンズの中やカメラ本体の中も結露している可能性が高いので、密閉容器とシリカゲルで乾燥させましょう。
※バッテリーは必ず抜きましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました